福山市内のデニム関連事業者11社が参加する「デニム商談会in福山」が、複合施設iti SETOUCHI内のコワーキングスペースtovioにて開催されました。

広島県福山市は世界に誇るデニムの産地で、その生産量は日本一です。紡績、染色、織り、縫製、各工程における品質の高さと多様なバリエーションで、世界中の多くの人々に愛されています。

商談会は、福山市が行う「地域資源海外販路開拓支援事業」の一環として開催するもので、昨年に引き続き2回目となります。

今回は、海外に店舗を持つ有名百貨店やセレクトショップのバイヤーに加え、アパレルバイヤー向けのショールーム担当者や世界各国のバイヤーが閲覧するアパレル情報メディア等が来場されました。海外販路開拓・拡大を目指す市内のデニム関連の各事業者のアピールの場となりました。

BANCARTは商談会会場の装飾・設営担当として、この事業に参画しました。

▶デニムオブジェ（©REKROW）

　REKROW（リクロー）は、繊維産地の発展のため、ワークウェアの生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて、将来にわたり持続可能な産地型サーキュラーエコノミーを実現するプラットフォームを目指しています。従来、役目を終えてば使い捨てられていたワークウェアを見直し、作り方や捨て方、その先の使い方まで想定した新しいものづくりプロジェクトです。素材が持つ経年変化による魅力的な表情や愛着、そして次の世代に産地のものづくりをつなげていきます。

オブジェで使用しているのは、常石造船株式会社で着用されていたワークウェアです。これから新しい商品に生まれ変わる前のデニムを展示し、REKROWの取り組みを表現しました。

▶パネル展示

　会場入り口には、福山がデニム産地となった背景や歴史、各出展事業者のストーリーをパネル展示しました。

▶出展者ブース

　デニム生産現場を表現するために、会場中央スクリーンでデニム製造工程や商品ＰＲの動画を投影し、商品展示棚の棚下にはデニムロール生地を敷き、土台は工場で使用されているパレットを使用。また会場内の一部をデニムのカラーをイメージしたライティングにし一体感を演出しました。

▶商談会写真

【商談会詳細】

日時：2023年12月7日(木) 10:00～16:00

会場：iti SETOUCHI内コワーキングスペースtovio

出展事業者：

・藍屋テロワール

・株式会社アパークス

・有限会社アルファ企画

・株式会社NSG

・株式会社ココマツハマ

・山陽染工株式会社

・篠原テキスタイル株式会社

・株式会社ディスカバーリンクせとうち

・日本デリバリーサービス株式会社

・office ROBE DE SETOUCHI

・株式会社WAZABI

主催：福山市

運営：ひろぎんエリアデザイン株式会社

会場装飾・設営：BANCART